こんばんは、西橋です。
対人恐怖症で苦しまれている人は、対人恐怖症でない人とは違う次元の恐怖や不安を感じています。
例えば、通りすがりの人に自分が見られたという事実があったとします。
対人恐怖症でない人は「見られたな」と思うか、気付かないかくらいのことですが、
対人恐怖症の人は「見られたということは、何か変な格好をしているのではないか?変な仕草をしていておかしなヤツだと思われたのではないか?そう思われる自分はやっぱり変だしだからみんなから好かれないんだ。やっぱり自分はダメな人間なんだ」
という感じで、どんどん妄想を膨らませてしまいます。
そうなれば、見られることが嫌になって、余計に自分が見られているかどうかが気になりだします。
同じように見られたという経験を繰り返すと見られるのが嫌だからと引きこもるようになってしまいます。
そして、引きこもると人と接することが少なくなって、自分にばかり意識が向いて自分のことが気になります。自分がダメな人間だと責めます。
どんどん悪化していくとうつ病やパニック障害を併発させてしまうことにもなります。
でも、振り返ってみてください。
元をたどれば、ただ「通りすがりの人に見られた」というだけの話なのです。
別に「おまえは変だ、ダメだ」と100人中100人の人から言われ続けた訳ではありません。
あなたの恐怖や不安を作り出している「事実」は、本当にあなたが考えているほど大変なことを引き起こすのでしょうか?
いつもの考えに流されずに一度立ち止まって考えてみてください。
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