毎週のPCAワークショップに参加してきました。
今回は1人の女性の方が、
「当初聞いてた内容ではない」
と先生をまくし立てて、自分のやりたい方向にしようとかなり怒りを露わに話されていました。
誰も先生のやり方に反論しないことにも不満を爆発させておられました。
その方は、カウンセリングの実践練習がもっとできるものと思って参加されていました。
でも、実際はエンカウンターばかり。
カウンセラーが自分自身を知ることの大切さも分かってらっしゃる上での抗議でした。
僕としては、毎回自分自身に関する大きな気づきがあるので、不満を感じることは無かったのですが、確かにカウンセリング練習は1回しかやってません。
確かにそれを期待して来た方にとっては不満でしょう…
といろいろ思っている中で、違う感情が出てきていたことに気付きました。
「怖い」
情けないですが、単純にそう感じている自分がいました。
怒っているその女性が怖い…怖くてちゃんと話が聴けない…
ちょうど、今日は母親について、それぞれの思いを話す機会だったので、母親のことも考えながら聴いていました。
その思考の中でついに気付いたのです。
今までずっと胸につかえていた恐怖の根元に。
それは、
「母親」
だったのです。
気付いたときは信じられない気持ちでした。
でも、認めて受け入れて、怖いと感じたことをみんなに話しました。
小さいとき、両親は毎日夫婦喧嘩、そして僕ら兄弟にも厳しく、寝る時間、学校の支度など徹底的に教えられました。
できなかったり、逆らったりすれば、暗い部屋に閉じ込められたり怒鳴られたり。父親からも母親からも言うことを聞かないときは、「力ずく」で教育されていました。
一時期、父親に対しては復讐の気持ちを持ちましたが、母親には持ちませんでした。
でも、母親から受けた教育で、
「やると決めたことはすぐにやめてはいけない」
という考え方があり、小学5年生だった僕が剣道を始めてすぐやめると言い出したとき、鼻と口をふさがれて、続けると言うまで呼吸をさせてもらえませんでした。
そのせいで過呼吸がおこり、それ以降社会人になってから2回過呼吸に苦しめられました。今もストレスをうまくコントロールしてないと過呼吸になる恐れはあります。
そういう体験のせいなのか分かりませんが、僕が母に対して「怖さ」を感じているのはたしかです。
ずっと父親か前々職の上司が原因だと思っていたのが母親だったなんて…
新たな発見をさせて頂いて、とても感謝しています。
一人で考え抜いても出せない答え。でも、人とのかかわり合いの中でふと答えが出てくることは多いです。
「人とのかかわり合い」
大切にしていきましょう。
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