こんばんは、西橋です。
蒼天の拳というアニメで印象的だった言葉があります。
「飼い犬が人に噛みついたらその罪は飼い主にある」
という言葉です。
これは、皇帝の命令を無視して近衛隊が霞拳志郎を殺そうとしたことに対して、拳志郎が皇帝に言ったセリフです。
もし、飼い犬が他人に噛み付いて怪我をさせた場合、飼い主は民法718条の不法行為責任だけでなく刑法上の責任も負う可能性がありますからね。
私は民法の勉強もしていましたので、「たしかにそうだなぁ」と感心して観ていましたが、民法を知らない人はこの言葉に全然反応しないはずです。
さらに、個人賠償保険という保険に加入していれば賠償金を代わりに支払ってくれる。また、
こういうところまで考えるのは保険会社に勤めていた私にとっては当たり前のことです。
でも、
民法を知らず保険も知らない人はこんなこと考えないですよね?
ちょっと分かりづらい例だったかもしれませんが、こんな感じで同じ言葉を聞いたとしても自分が考えることと他の人が考えることって全然違ってきます。
自分が気にしていることを他人が気にしているとは限らないというのもこの原理から言えますね。
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