セクハラは、被害者本人の気持ちが大きな判断基準とされています。
相手がどう感じるかが基準なのです。
これはなにもセクハラだけに限ったことではありません。
コミュニケーションにおいても同じです。
どれだけ相手にメリットのある話をしていても、どれだけ相手のためを思って話していても、
その相手が迷惑だと思った時点で、残念ながらそれは迷惑でしかないのです。
ネットワークビジネスや保険営業などがその悪い代表例ですが、もし本当に良いものであったとしても、それを相手がどう感じるかが全てということを証明しています。ネットワークビジネスの商品も保険もそれ自体は悪くはないですからね。
逆にいうと、
別に相手にメリットがなくて、相手のためを思っていなくても、迷惑だと思われなければそれで良いのです。
つまり、話す内容はどうでも良いのです。
そして、相手が迷惑だと思わず、逆に喜んでくれる話があります。
それは、相手自身の話です。
でも、それはあなたにはできない話です。ですので、相手に話してもらわないといけない。
そのために簡単な質問をするのです。
例えば、
「(趣味など)なぜ始めようと思われたのですか?」
「お盆休みはどこか行かれたのですか?」
「かなり暑かったのではないですか?」
という感じで。
相手の関心度が高い話題であればあるほど、相手がいっぱい話してくれます。
頑張って面白い話をする必要もなにもありません。
ただ単純に相手に相手の話をしてもらえばそれで迷惑にはならないのです。
逆に、自分に関心を持ってくれていると思って喜んでくれることが多いのです。
ただし、注意点があります。
- 定期的にあいづちをうつ。
- 尋問のように質問攻めをしない。
- 自分の知らない分野、得意でない分野に関する質問はできる限りしない。
- どんどん違う質問をせずに、一つの質問から出た相手の話の中で「疑問に思ったこと、理解できなかったこと」について質問をする。
この注意点を守って質問すればたいていうまくいきますので試してみて下さいね。
細かい部分はまだまだありますので、また次回以降に書いていきます。
コメント
1 ■興味ある話題です。。
自分が「これが一番相手のためになる!」と熱くなっていても、相手が「迷惑」と思ってしまったら、せっかくの情熱にもかかわらず「迷惑な人」になってしまう。
一方、どんなに適当でも、相手が求める「要所」を押さえられる人が、「必要な人」へと昇格する。
いくら考えても答えが出ない、面白い話題です。
今後も楽しみにしています。
2 ■Re:興味ある話題です。。
>田中@読書ビジネスマンさん
コメントありがとうございます。
本当の意味で相手の立場に立てているかを常に確認して、経験を積みながら追求し続けていかないといけないこと。
いくら考えても答えが出ないことかもしれませんね。