よく、対人恐怖症の克服法で、「しんどくなる場面にあえて少しずつチャレンジして行動する」
ということが出てきます。
とても効果があり、これによって小さな成功体験を繰り返すことができて、克服につながります。
でも、これは慣れによるものではありません。
無理して嫌な場面にチャレンジして、力づくで克服しましょうという療法ではないのです。
そんな根性論で克服できるなら、誰も対人恐怖症で苦しみません。
本当は、
しんどくなる場面でいつものように逃げずにとどまって、症状が自然におさまるのを待つ。それを繰り返した結果、症状が自然におさまるんだということを脳が理解するようになって、対人恐怖症になる前の健全な不安や恐怖に対する反応に戻れるから克服できる。
なのです。
間違った解釈にご注意を。
コメント